昭和27年利水・治水及び水資源確保を目的とした八ッ場ダム建設計画が、長野原町に提示されて以来半世紀以上が経過した。

この間、地元水没地域住民はダム建設の是非をめぐり、激しい反対闘争を起しこの建設問題で大いに揺れ、長い年月にわたり議論を経た結果、苦渋の選択を迫られた住民の艱難辛苦の末に地元はダム建設を受け入れた。

長年慣れ親しんだ地を離れる者、また、代替地を選択して川原湯温泉の復興を求める者など、住民の胸中は幾ばくのものであったか察するに余りある。安住の地を求め、かつ将来の再興を図ることで、衆議一丸の下に総意を結集し、今日のダム建設事業に協力し邁進してきた。

しかし、政権公約における「無駄な公共事業」としてのダム建設中止は、まさに住民の総意を覆すものであって、これまでの経緯からして地元の心情を大いに踏みにじるものであり、再度住民を不安の境地に立たすことは断じて容認できない。

国の政策に従い締結した事業を、政権交代による一方的な建設中止は、長野原町、東吾妻町をはじめ1都5県の自治権を反故するに等しく、国の体をなし得ないものであって、本町村会として甚だ受け入れがたい。

今後も国の責任において、地域住民の生活再建の推進と、ダム事業建設継続による早期完成を強く要請する。

 

以上、決議する。

  

平成21年9月25日

 

群馬県町村会臨時総会